軟式テニス日本代表 原野亜衣選手
軟式テニスの日本代表に選ばれた、原野亜衣選手の練習風景やインタビューです。
国際大会のシングルスで6位に入ったことなどが評価され、県内から初めてナショナルチームのメンバーに選出されました。
「嬉しいというよりも、これから始まるんだなって」
普段の仕事は工場の事務。デスクワークが中心ですがテニスになると変わります。
この強さの秘密はどこにあるのでしょうか?
チームダンロップ大槻三喜監督 「誰にも負けないようなトップクラスのスピードボールを持っていますので、それが一番の武器じゃないかと思っています。」
迫力ある音とともに放たれるスピードボール。コートの砂が巻き上がるほどの威力です。 高い打点で打つことで、相手がついていけない程のスピードが出せるのです。
ダブルスを組む米山芽玖(よねやまめく)選手は 「このスピードボールが攻撃の幅を広げている」と話します。 「チャンスボールが浮いてくるほうが率が高くなるので、私も動きやすいです。」
原野選手のもうひとつの武器が「粘り」です。体制が崩れても、ボールを確実に相手コートに返すことが この粘りの元が「体幹の強さ」。専用の器具で毎日体幹を鍛えています。
「試合とか練習で走らされた時に、体幹がぶれないっていうか、体が崩れないっていうか、やっぱりそこで踏ん張れるようにはなりました。」
体幹を鍛えるのは簡単なことではありません。
「押すのはいけるんですけど、引いてこれないですね」
「そうですね。やっぱりお腹の力がないと・・・。ちょっと腕の力に・・・」
厳しいトレーニングを続けられるのは、好きな言葉があるからです。 「
好きな言葉は、高校の時の横断幕にもあったんですけど、『栄光は不断の努力から』という言葉です。」
「体幹トレーニングとか、そういうトレーニングから少しづつやって、それが栄光というか勝利につながる。」
「やらないとなんか、ここで負けちゃう気がして、なんか、妥協はしたくないっていうか」
ひたむきな努力で、原野選手は世界を相手に戦います。